FXの証拠金

証拠金という言葉をあまり普段耳にしたことがないという人は、証拠金というのはなんだろうと思っている人も多いと思います。FX口座を開くときに、業者に預ける資金のことを証拠金と呼んでいます。証拠金を担保にして業者に預けて、預けた証拠金より大きな額のFX取引をすることができるようになりますが、これはレバレッジと呼ばれる仕組みです。たとえば10万円証拠金を預けた場合にレバレッジが10倍なら取引ができる限度額は100万円ですし、レバレッジが10倍で100万円の証拠金を預けていれば取引は1000万円分まで可能ということになるわけです。証拠金と取引可能額というのは、ですからイコールではないということになりますね。取引限度額が全部自分のものになるということではなくて、運用して発生した利益ということになります。これは差金決済という言葉でFX取引の中では読んでいます。ではFX取引で証拠金というのはいつ使われているのかというと、FX取引の場合には証拠金は、取引上損をした時に使われることになっています。必ずしも利益ばかりが上がるというわけではありませんから、損が出るということもあると思います。損をしてしまったときに証拠金から損をした分がとられるという仕組みになっているのです。そしてこの損をしたことによって証拠金が決めた%を下回ってしまった場合には、マージンコールという警告が鳴る仕組みになっているところもあります。