日経225と税金

日経225の課税方法は、ほかの所得とは分離して課税され、税率は20%となっています。日経225を含む、いわゆる市場での売買は、その取引ごとに個別に損益の計算を行います。日経225先物と株式、日経225オプションなどを同時に運用している場合は、それぞれで損益を計算して税金を払うことになります。ここでポイントなのが、日経225先物や株式などで損失がでてしまったときです。投資全般にいえることなのですが、必ずしも利益がでるとはかぎりません。とくに先物取引は信用取引で、大きな損失がでることも珍しくありません。損失は完全に自己責任なのですが、唯一の救済方法が確定申告です。損失がでたときも確定申告をきちんと行えば、翌年から3年間は「損失の繰越」ができます。つまり、ほかの所得と通算して損益を計算することはできませんが、単独での損失繰越が可能なのです。損失を繰り越したら、翌年に利益があがったときに相殺することができます。損失の繰越は、確定申告を行わなければできません。利益がでた人はもちろん、損失が出た人も必ず確定申告をするようにしましょう。